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ANAのSFCに成れるのか

ANAのSFC会員に成り上がるためのあれこれ。

悲報:欠航レポ(上級会員の真骨頂を見た)


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(↑まだ悲劇を経験する前にウキウキしながら保安検査場前でとった写真。)

本日(4/7のこと)、人生初の特典航空券で「初!特典航空券の記事を書いてやるぞ〜」と意気揚々で搭乗したのですが…いつまで経っても、搭乗機が飛ぼうとしない…

滑走路が混んでるのかなーなんて、機内販売誌を鼻歌交じりに見てたけど、「いやいや絶対おかしいでしょ!」って思って、シカゴの悲劇を思い出しました。

以前、シカゴで搭乗機内でアメリカン航空ANA共同運行便)の機材トラブルでフライト13時間の前にプラスして2時間閉じ込められた恐怖がよぎります。(その後、日本国内での乗り継ぎがうまくいかず、泣いた恐怖も。)

あわわ…

それでも、あの時は飛んだだけマシだったとも言えますし、鉄の塊が空を飛ぶ以上、無理して飛ばず、今回のように欠航でも仕方なかったのかなとも思います。

以下、トラブルの詳細と欠航になったら一体どうなるのかを実録レポです。

 

 

トラブル時系列


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(↑トラブルになるとは一欠片も思わずに「いってきまーす」ツイートをした、涙)

16:50 搭乗開始

 予定より10分遅延して居るとのアナウンスで、搭乗開始。宮古・石垣便にも大幅な遅延が見られ、気流が安定していないので、ベルト着用サインが長く消えない可能性があるとのアナウンスも併せてある。

17:40 機内で待機のアナウンス

 機長から、エンジンをかけようとしたところ油圧計のトラブルが示唆され、ターミナルに戻ろうとしたら、補助電源も作動しないことが判明、とアナウンス。

 CAさんから電子機器類使用可能というアナウンスで、機内に様々な動画の音楽が鳴り始め、通話する人が…。CAさんに切れる人も…。

 CAさんがやにわに飴玉を配り始める。続いて、ジュースを配りまくる。

18:00 状況説明と今後のスケジュールについてのアナウンス

 機長から、油圧と補助電源は同一系統の計器に異常がある可能性があり、一度修理をして見て、健全性が確認されたら飛ぶ。しかし、夜の便で刻限があるため、18:30に就航の可否について判断する、とアナウンス。

18:40 健全性検査の最終確認中というアナウンス

18:50 機長からの最後通牒

 機長から、「整備を行い、健全性を確認したところ」……

(なんやかんや言って、飛ぶんでしょ〜♪)……

「健全性が確認、、されませんでした」

(されへんのかい!!!)

 ドキドキしながら聞いていたせいか、機長が無駄に溜めて喋って、落とされた感満載でした。

 続いて、やや硬い口調のCAさんから「全席満席となり、皆様の振替便は明日となりました…」(ま・ぢ・で!!!)

 その後も振替便を案内する手はずを整えるため、という理由で機内待機が続きました。

19:10 降機し、振替手続きへ

 振替手続きについては次項で説明します。

19:25 振替手続き終了、ホテルへ移動

 遅延・欠航補償については、また記事を改めて書こうと思います。

 

振替手続き、そこにある身分差

昔、巨大台風で2日間全便欠航して、就航開始予定日の翌日に振替になったことがありました。ただ、のほほーんと充てがわれた便に乗るわけにも行かず(旅程が3日もずれ込むので)、空港で空席待ちしました。

確か、B(一般)の30番代くらいだったと思います。

空席待ちには、4つの種別があります。

当時、明治維新以降、四民平等だと思っていた日本だけれど、潔いほどの身分格差があることを知りました。ポカーン、です。

当然、Sから優先的に空席が充てがわれていきます。

今回の件で、分かりました!振替対応も空席待ちと同じ格差があると!

ブログでお伝えできるように、平民の振替方法だけでなくて、王族・貴族の振替方法についてもしっかりアナウンスを聞いて、頭にメモしてきましたよ!

  • S(ダイヤモンド)相当*1ANA SUITE LOUNGEで振替案内(那覇空港では保安検査場を兼ねているので、保安検査区域内で手続き可能。きっと高級ソファー・豪華飲食・至れり尽くせりの対応付き)
  • A(プラチナ・ブロンズ・SFC・スター上級)相当…搭乗口の空席待ちカウンター(硬い椅子だけど、保安検査区域内で、スピード対応付き)
  • B(一般)相当…2F搭乗ロビーから1F手荷物受け取りカウンターに向かい、手荷物を受け取った後、3F航空会社カウンターで振替(払い戻し)手続き。

私自身は機内の前方座席だったこと、手荷物を預けていなかったので、ノンストップで3Fカウンターまで行ったので、最速トップ集団の6番目になりました。

丁度、5つ窓口が開いていたので、第1陣が手続きに入るのを待つ形に。その後、最終フライトが締め切りになっていく中で、窓口はどんどん拡大されていましたね。

 

結果として言えば、早い者勝ちです。そして、要点を押さえて自ら要望しなければいけません。(クレームはいけません。グランドスタッフを涙目にさせるだけです。)

1人目は払い戻し(払い戻しには払い戻し専用カウンターもあります)*2だったのか、速攻終わったので、私の順番になりました。

2F→1F→3Fというダンジョンを歩きながら、スマホ(歩きスマホはダメですよ)で、一括検索してみたところ他会社のフライトも全て満席でした。この時点で19:20位だったので、最終便も保安検査を打ち切っていたりと、実際に自力で空きを見つけて移るというのもかなり限界のある時間です。

ネット上では満席でも、実は当日キャンセルをしたなどで空いてる席があったりするんじゃないかと思って、ダメ素で係員に他社も含めて空きを斡旋してもらえないか聞いたのですが、他社便はANAでは探せないと、これは無理でした。(ダイヤモンドとかならしてもらえたのかな?上級の方は保安検査場内だし、搭乗締め切り直前でも投げ入れてもらえる可能性が?…これは分かりません。平民の妄想です。)

明日の朝一の便を予約し、紙の航空券申込書をもらって、空港に来たら6番カウンターに行くように指示されました。その時に航空券が発券されます、とな。

「席は自分でネットから決めるんですか?当日、カウンターで割り振られるんですか?」と聞くと、「席指定を承ります」と言われ、再び紙の申込書で手配。

「もっとも前の方の席で」と伝えて、7列目A(窓側)をゲットしました。

席指定について、こちらから聞いたので助かりましたが、あのまま申込書を貰って、分かりました、で帰ったら、席が後ろの後ろの後ろの後ろになっていたかもと思うとガクブルです。

席指定をして気がついたのですが、つまりは早い者勝ちですよね。種別S・Aの方は降機して、すぐに振替手続きできるので、空き枠が多いわけです。

種別Cの人々が2F(搭乗ロビー)→1F(手荷物受け取り場)→3F(航空カウンター)と移動している間に、振替手続きを終わらせているわけですね。

見事に考えられたシステムだ…オソロシヤ…

 
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(↑私が手続きを終わらせたあと、これから手続きをする方々の列。)

自分がどうしたいかをはっきりさせて、可能か聞くことは大事だと思いますが、無理と言われても、CAさんやGSさんに怒りをぶつけて、無理に補償しろとか、今日中に飛ばせと言ったりすることはやめた方がいいと思います。

すぐに手続きを終わらせることの出来た私でも妙に疲労感虚無感がありましたが、スタッフにぶつけたところでどうにもなりませんし、自分の都合の主張に固執し続けることで、窓口が開かなくなったら後の人がもっともっと疲れてしまいます。

自分に理があって、納得いかないことがあったとしても現場レベルで対応できないことは、後日、本社に問い合わせしたらいいと思います。

しかし、沖縄で翌日振替はきついですね。内地なら別の交通手段に変えられるけれど、沖縄ではどうしようもありません。

シカゴの悲劇の時は、成田着で関空行きに振り替えてもらったものの、それでは終電で帰れないことが判明。慌ててキャンセルして、最終新幹線に飛び乗りました。

しかし、ここは沖縄、夜行バスも新幹線もございません。

なんくるないさー。こういう時に使うのがいいですね。

 

本日、学習したこと:まとめ

  • 振替手続きは早い者勝ち
  • 機内待機の時間は、他便の空席チェックに回すこと!JALのクラスJの空席のアナウンスが一瞬流れていたように思います。確認しに行ったら、もう無くなっていましたが、これを捕まえていれば今日中に飛ぶことは出来たでしょう)
  • 遅い時間帯での遅延や欠航は、翌日回しになってしまうので、絶対に外せない用事の場合には少なくとも午後早めの便にしておくこと!
  • ダイヤモンド・SFC会員であることのベネフィットは絶大だということ!!!!

 

実録、欠航・振替レポでした。次は補償に関して書きたいと思います。(今日は何だかどっさり疲れました…)

*1:実際にS/A/Bという種別がアナウンスされるわけではありません。しかし、振替もこのクラス分けに従っています

*2:払い戻しの場合は、10日以内であれば、ウェブや電話でも可能なので、自分の航空券の種別で後日でもいいか確認したら、そのまま空港を出ても大丈夫です。